自閉症の脳を読み解く―どのように考え、感じているのか テンプル・グランディン (著) [ASD関連図書]
著者は、自閉症当事者にして大学コロラド州立大学教授の動物学博士。
自閉症のメカニズムを解明するための研究に、自身の脳を提供し、機能的MRIの画像を撮るなど。
自閉症の人の偏桃体などが、定型発達の人よりも明らかに大きいなどの特徴がわかったが、同じような脳の特徴がある人でも、必ずしも自閉症を発症していないことや、脳の顕著な変化が無くても自閉症が発症する場合もある。
結論としては、やはり、自閉症のメカニズムは、未だよくわからないということがわかった、ということ。
自身の体験談から、社会で職業を持つためのアドバイスなども書かれており、当事者でもそうでなくても、一読をお勧めしたい。
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