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発達障害当事者・ご家族の皆さん、アンケート調査にご協力をお願いします。 [調査]


(c) .foto project


私は、33年間企業に勤め、人事採用・社員教育などを担当していましたが、ちょうど1年半前に退職して、現在は大学院で障害科学を学んでいます。

会社で採用を担当しているときは、障害者の採用と雇用管理も担当していて、地元の職安主催の障害者合同面接会に度々参加していました。
男性ばかりが並んでいる他社のブースに比べ、私と後輩の女性が二人で居るブースは、話しやすいと思っていただけたのか、知的障害や発達障害、精神障害の求職者の皆さんが、たくさん来てくれて、いろいろお話をしてくれました。

しかし、当時の弊社では、設計や開発などの業務ばかりで、来てくれた皆さんに働いていただけるような職場が無く、もどかしい思いを続けておりました。

早めに会社を辞めたのは、なるべく早く、皆さんの力になれるような仕事をしたいという思いから。大学院で学ぼうと思ったのは、発達障害の方たちへの支援の仕事をするためには、よりたくさんのことを学びたいと思ったからでした。

大学院での研究テーマは、「医療・福祉・教育機関等の相互連携の現状と課題」についてです。
発達障害のあるお子さんを持つ友人や、発達障害当事者の友人等からは、発達障害の疑いを持ったときに相談できる場所がなかなか分からなかった、診てもらおうと医療機関に電話したら予約は1年以上先と言われた、診断を貰うまでには何年もかかった、などというものでした。

大学院で論文の検索ができる権利を得て、そのような問題について研究した論文があるかどうかを調べてみましたが、医療機関や看護師・保健師を対象にした論文がわずかにみつかっただけで、当事者や保護者を対象にしたものはみつかりませんでした。

そこで、自分で調べてみたい、当事者や保護者の皆さんの切実な声を、きちんと文献に纏めたいという思いで、このような研究テーマに決めた次第です。
もし、たくさんの皆さんの声を形にすることができれば、もしかしたら、論文という形では初めてのものになるのかもしれません。

その様なわけで、このブログをご覧いただいている皆様にお願いなのですが、ぜひアンケート調査にご協力いただきたいのです。
対象は、発達障害のある当事者の方、発達障害のあるお子さんをお持ちの保護者の方で、診断・未診断を問いません。
※むしろ未診断の方のほうが、いろいろな思いがあるかもしれません。

アンケートはWeb上から回答できますが、このサイトは大学の倫理審査に通った信頼できるサイトです。
無記名で回答いただけ、論文作成の折も個人が特定されないように配慮いたします。

↓アンケートのサイトはこちらです。
https://questant.jp/q/HATTATSU01

そしてもし、お近くに発達障害当事者の方、保護者の方がおいでの場合は、上記URLを転送いただいて、アンケート調査に協力いただけるよう、お願いしていただけるとたいへん助かります。

アンケートの回収期間は、10月中までを目安にしています。
ぜひ、ご協力お願いします。
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